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2007年型ポートフォリオを考える
皆さん、こんにちは。

みなさん明けましておめでとうございます、今年もどうぞよろしく
お願いいたします。

さて今年も、この時期恒例の「今年の資産配分」について考えてみたいと
思います。

・・・恒例といっても昨年から始めたばかりです、昨年分についてご覧
になりたい方は、下記にアクセスしてみてください・・・

http://www.ginzafp.co.jp/info/060112.html

まずは今年の大きなトレンドについて考えてみたいと思います。

なんといっても今年の世界経済の焦点は、米国の景気の行方ということに
なると思いますが、やはりソフトランディングから年後半には巡航速度への
回帰と見ておいてよいのではないでしょうか、その前提に立てば新興国の
景気もマズマズといったところでしょうか。

欧州はドイツの付加価値税の切り上げの影響は多少あるでしょうが、その
幅は3%に過ぎず、他国への影響もそれほど大きくは出ないのではないでしょうか、
ただ年前半は昨年のような勢いは見られないかもしれません、日本はと
いいますと2007年度(2008年3月期)の企業業績も10%前後の増益率が見込まれ、
意外と景気の底は固いのではないでしょうか、ただし、労働分配率は良くて微増
程度、従って個人消費に点火するといった景気の良いお話にはならないのでは
ないかと思います。

原油もここ2年ほど続いた季節サイクルが今年も再現されるかもしれませんね、
即ち北半球の冬場に安値、その後徐々に上昇し夏場にかけてジリ高、終わってみれば
50ドル~80ドルのレンジを行ったりきたり。

とこんな感じで見ております。

各資産別にみますと

■日本株

2005年はあたり年、その反動で2006年は横ばい、この間に蓄えられた
エネルギーは大きく、2007年の企業業績見通し次第で今年は以外に
高いところまであるかもしれない。

■欧米株

米国景気のスローダウンから年末にかけては景気拡大と読み、米国株
はジリ高、欧州株もドイツ付加価値税の影響がなくなる年後半から
再度上昇過程へ。

■新興国株

世界景気は今年も5%程度の拡大が見込まれ、このセクターは引き続き
有望な投資先になるのではないかと思いますが、インドや中国は既に過熱気味、
昨年4月~6月の再現(一時的な大幅調整)が年内のどこかであっても
不思議はない。

■コモディティー

CRBで300ドルをきってきましたが、そろそろいい感じではないでしょうか、
銅やアルミニウムなど昨年上がりすぎた反動はまだ要注意の段階ですが、
原油などエネルギー、貴金属などは値ごろ感があるのではないでしょうか。

特に金や銀は、年金基金がETFを通して徐々に買い増してくると予想され、
買い場が続くのではないかと思います。

■債券

米国の長期金利は昨年一時5%台に乗せましたが、現在は4.6%あたりを
行ったりきたり、ただ今年後半は米国景気の持ち直しを先取り、再び
売られる場面(金利は上昇)があるのではないでしょうか。

日本の長期債利回りは意外と上がらず、一年を通して1.5%~1.8%程度
のレンジで推移。

■不動産

国内の金利はそれほど上がらず、都市部の不動産価格はやや上昇スピードが
速くなってくるのではないでしょうか、特に年後半では高値掴をそろそろ
警戒したほうがい状態になるかもしれません、これに対し欧州の不動産は安定して
おり選択肢。

といったところでなないかと思っています。

投資配分としては株が全体の55%、内訳は

・日本株の意外高狙いでやや多めに25%
・欧米株  10%
・新興国株 20%

ただし、日本株以外はロング/ショート型のヘッジファンドもいいかもしれません。

これに対し債券を15%、これは全額米国債でいいのではないでしょうか。ただし
買い場は年後半にくるように思います。

さらに、残りに30%は

・コモディティ系ファンド(コモディティ相場に追随するタイプの商品)
・不動産系ファンド(できれば世界の不動産に分散することが望ましい)
・デリバティブ(ヘッジファンド)

に各10%程度づつ。

以上をまとめますと

・日本株   25%
・欧米株(ただしロング/ショート可)  10%
・新興国株(ただしロング/ショート可) 20%
・米国債   15%
・コモディティ系ファンド 10%
・不動産系ファンド    10%
・デリバティブ      10%

という感じになります、昨年に比べ日本株のウエイトを5%アップ、新興国株
のウエイトを逆に5%下げたのがポイントの一、新興国株、欧米株を
ロング/ショート型にし、株価下落に備えたのがポイントの二です。

継続性を重視しておりますので、昨年に比べ大幅なアロケーションの変更は行って
はおりませんが、少しでもご参考になるところがあれば幸いです。

では、今年一年の皆様の投資の成功を心からお祈りしております

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