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財政破綻と資産の承継
みなさんこんにちは。

4月6日付で配信させて頂いた本コラム『201X年』で
書かせて頂いたように、私はこの国の財政破たんの
可能性は、極めて低いと思っています。

http://www.ginzafp.co.jp/info/100413.html

それでもその可能性を懸念され、お客様から
さまざまに意見を求められることがあります。

例えば金(Gold)は、上記のようなリスク回避に本当に
有効なのか・・・あるいは金を持つとしたらETFでも
よいのか、それとも地金でないと意味がないのか・・・

このようなご質問です。

万一我が国の財政破綻があるとしても、世界の金融システムが
メルトダウンするとは思えません。

従ってここは必ずしも現物にこだわる必要はなく、証券化商品
の一形態である金ETFで十分といえるでしょう。

ただそこはお一人お一人の考え方次第、用心深く世界の
金融システムの崩壊まで懸念されるなら、ETF経由ではなく
現物の金地金を保有すべきでしょう。

もっとも本当に金融システムがメルトダウンしてしまう
ようなことがあれば、金地金を持っていても、それが
どの程度の流動性を保ちうるか・・そこのところはやや
疑問の余地があると思います。

ただ万一カタストロフが訪れたとしても、そのような
極限状態が長く続くことはないでしょう・・・人間の経済の
営みは、破壊された金融システムを、短期間のうちに
修復する力をもっているはずですから。

当面地金を売却できないような、最悪の事態が
続いたとしてもそれは一時的なものになるはずです、
従って私たちはただ修復後の世界に、自らの資産を承継
する方法だけを考えればよいわけです。

その点において、金地金は必要にして十分な機能を
備えていると考えてよいでしょう。

財政破綻対策として、金と同様にお客様から意見を
よく求められるのは不動産です。

過去の例をみると不動産は、金と同様に混乱に強い資産と
いえるでしょう、江戸から明治に至る社会の変革期、
あるいは第二次世界大戦後の混乱期などをみても、
不動産は金と同様に絶対的な価値を維持しました。

ただ不動産の場合、金と違って証券化商品は適切では
ないでしょう、なぜなら不動産証券化商品は、金ETFとは
違って、相応の信用リスクを組み込んだ商品特性をもって
いますので。

ただし現物の不動産にしても金地金と同じく、混乱のさなかには、
一時的に買い手や借り手がつかず、『うるに売れないし、
家賃収入も取れない』といった時期もあるでしょう、
が先ほど申し上げたように、人間が経済活動を続ける限り、
やがて金融システムは修復されるはずです。

国の借金も個人の借金も年金もチャラになり、
一方で個人の資産は限りなくゼロに近づく・・・

でもその先にはきっと、真新しい経済の地平が見えている
ことでしょう。

その世界で不動産は、新しい経済が生み出す価値に
みあったインカムゲインを生みだすでしょうし、また適正な
価格に収れんしてゆくことなるはずです。

金の地金や不動産の現物保有は、そのような新しい世界に
資産を承継する有効な手段と考えてよいのではないでしょうか。

では、今回はこのへんで。
(2010年5月18日)




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