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私がヘッジファンドを使うわけ
みなさんこんにちは。

先月のコラムで「私がETFを使うわけ」について、
ご説明しましたが、今回は「私がヘッジファンドを
使うわけ」を説明させて頂きます。

なお「私がETFを使うわけ」は下記サイトにアップ
させて頂いております、興味があるかたは
のぞいてみてください。

http://www.ginzafp.co.jp/info/100629.html

金融商品にはさまざまな分類がありますが、私は個人が
資産運用に取り組む場合、組み入れる資産を
「サイクル性資産」と「非サイクル性資産」に明確に
分けて考える必要があると考えております。

上記「サイクル性資産」「非サイクル性資産」は、いずれも
私が作った言葉なのですが、その意味は下記です。

◇サイクル性資産
景気のサイクルにそって、数年単位で大きく上下動を
繰り返す資産。代表的なものとしては株やコモディティを
挙げることができますが、不動産系の金融商品も、この
なかに含めてよいと思います、なお債券にもサイクル性は
ありますが、その度合いが小さいため私は「微サイクル性資産」
と呼ぶことがあります。

◇非サイクル性資産
景気の変動には影響を受けず、独自のロジックで価格が
変動する金融商品。代表例はヘッジファンド、あるいは
多少景気変動の影響は受けますが、金(Gold)もこの
仲間に入れております。


例えば2003年に始まって2007年に終わる世界経済の拡大期、
株やコモディティ中心のポートフォリオを、皆さんがお持ちに
なっていたらどうでしたでしょうか。

例えば新興国株などは、国によっては年率のリターンが
数十パーセントといった素晴らしい年が何度かありましたので、
皆さんの資産はこの間、急激に増えていったに違いありません。

一方であの2008年はどうだったでしょうか。

特に周りの方の「儲かったばなし」に誘われ、前回サイクルの
後期に参入された方は、散々な目に遭われたのではないでしょうか。

要するに「サイクル性資産」のみによるポートフォリオは、
景気のサイクルにそって急膨張と急収縮を繰り返し、保有者の
精神状態を不安定なものにするわけです。

もちろん同じ「サイクル性資産」でも、株と債券は一般に逆の
動きをしますので、株と債券を組みわせることにより、膨張と収縮
の振幅を小さくすることは出来ます。

ただし債券の期待リターンは小さく、株の振動を債券の振動で
打ち消すためには、相当程度債券のウエイトを高めてあげる必要
があります。

その結果、必然的にポートフォリオの期待リターンも小さくなり、
これは人によっては受け入れ難い場合もあるでしょう。

つまり大半の方が信奉する「サイクル性資産」のみによる
ポートフォリオには、危なっかしい側面や使い勝手の悪い面
があるわけです。

このような「サイクル性資産」の欠点を補ってくれるのが
「非サイクル性資産」です。

ヘッジファンドに代表される「非サイクル性資産」は、
株に代表される「サイクル性資産」に比べ、一時的な爆発力は
なく、平均リターンは年率で16%程度がせいぜいです。

それでも例えばトレンド・フォロー型戦略をとるヘッジファンド群は、
あの2008年も良好な成果を残すなど、前回の景気の後退期に、
期待通りの動きをみせてくれました。

今後のことは「神のみぞ知る」ですが、特に2008年に淘汰され
なかった銘柄には、それなりの説得力があるといえるのでは
ないでしょうか。

人によって「サイクル性資産」と「非サイクル性資産」の適性ウエイト
は様々ですが、それでも戦略的にこれら2資産に配分することにより、
景気サイクルから受ける「資産の膨張と収縮」を和らげることができる
はずです、そしてこのことは保有者に精神的な安定をもたらしてくれ
るでしょう。

これが私がヘッジファンドを使うわけです。

では、今回はこのへんで。
(2010年7月13日)




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