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一寸先は闇・・

みなさんこんにちは。

昨夜のニューヨーク市場で、金の価格が急落しましたね。
なんと1オンス=1450ドル程度から1350ドル程度まで、
一気に7%ほどの急落です。

よりボラタイルな銀に至っては、10%ほどの下落と
なりました。

下落の要因はいくつか考えられますが、
概ね以下のようなものではなかったでしょうか。

・米国QEの停止が現実味を帯びてきたこと。
・欧州の中央銀行による金売却の懸念。
・中国の成長鈍化による、金の現物需要の低下懸念。

それに昨夜ボストンで起きた爆発事件の影響で、
狼狽した投資家によるウリがあったかもしれません。

米国QE停止に関しては以前から予想されてきたことで、
この点に関して申し上げれば、金価格の下落は驚くに
あたりません。

が、キプロス中銀による金の売却、中国の成長鈍化は
いわば不意打ちに近く・・・ボストン事件に至っては、
まったく予想不能。

これほどまでの金相場の急落を予想できた人は、
まずいなかったのではないでしょうか。

いま金や銀で起きていることは、このような資産を
お持ちでないかたにとっても、決して他人事では
ありません。

日本株、米国株、ASEAN株・・・今は調子よく
上昇している株式市場で、いつどのような理由で急落が
あるやもしれません。先ほどの金と同様に。

債券市場をみても、米国やドイツの国債は既にバブル化していると
私は思います。日本国債に至っては、日銀以外にだれが買うの?
といいたくなるほどです。

かといって預貯金は、その行きつく先の多くが日本国債という
点から、もはや日本国債と親戚関係にあるといってよいでしょう。
いくら1000万円までは保障されるといっても、その保障元と共倒れに
なってしまえば絵に描いた餅。生命保険や個人年金、公的年金も
似たり寄ったりです。

J-REITをみれば、その分配金利回りは3%台前半に下がり、
ここから買い進むには相当勇気がいる状態。

そこでやむなく海外のヘッジファンドを買ってみるとどうでしょうか・・・
今度は運用戦略の劣化や運用手法の変化。さらにはファンドに
万一のことが起きた場合のことなど、気になってきます。

ペーパーマネーじゃなければいいんだと、現物の不動産に
お金を移すとどうでしょうか。今度は地震や津波などの天変地異。
さらには老朽化の問題やら、管理の手間など不動産特有の面倒
も出てくるというわけです。

つまり世界中のどのような地域で、
どのような形で資産を持とうが、
突発的なリスクから決して逃れることなどできない・・

いわば私たちは一寸先は闇の世界にお金を置いて
いるといってよいのではないでしょうか。

このような世界で私たちがとるべき行動は、

地理的な分散、
質的な分散、

につきると私は思います、これとて決して万能だとも思いませんが、
今のところこれを上回るリスク回避策を私は知りません。

お金をたくさん持つことは、良いことだとは思いますが・・・
お金を維持管理してゆくことは、決して楽なことでは
ないように思います。

 

では、今回はこのへんで。

(2013年4月16日)





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