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■ポートフォリオ作成の手順について(その1)

ではこの章の最後としてポートフォリオ作成上の注意点について、いくつか具体的にご説明いたしますが、その前に私が実際にご相談者の皆さまに日ごろ行っている、ポートフォリオ構築の具体的な方法について少しご紹介させて頂きます。

まず私は資産運用のベースになるのは、「お一人お一人のライフプラン」だと考えています、よく雑誌やテレビなどで「○○歳の方のポートフォリオ」として、株は○%、債券○%というような推奨をしているのを目にしますが、私はこれを全くのナンセンスだと思っています。そもそも年齢によって資産構成が一律に決まってしまうはずはありません、その方の年収、家族構成、将来のライフプランによっても千差万別であるべきではないでしょうか。

さらに申し上げれば年齢、家族構成、ライフプランが全く同じであったとしても、必ずしもポートフォリオは同じものになるとは限りません、リスクに対して敏感で、資産が3%目減りしただけで夜も眠れないという方もいらっしゃれば、逆に株価の上昇に乗れなかったという理由で夜も眠れない方も実際にいらっしゃるわけです。

このような理由から、私が相談者のポートフォリオを設計する場合、(本人がご希望にならない場合を除き)基本的には「キャッシュフロー表(注)」を作成させて頂くことにしています、「キャシュフロー表」といいますのは、時系列形式で世帯の収支と資産残高の推移をプロットした表で、この表を作成することにより、自ずとご家族の将来設計が浮き彫りになってゆくことになります。

注)弊社の「キャッシュフロー表」ダウンロードページ > http://www.ginzafp.co.jp/download/index2.html
(ただし無償で公開させて頂いている上記フォーマットは、あくまで簡易的なサンプルで、弊社が実際にコンサルで使用するものではありません)

この「キャッシュフロー表」の作成を通し、皆さんはさまざまな発見をされることになるでしょう、「どのタイミングで、いかほどの住宅を買えばよいのか」「住宅ローンはいくらまで組むべきか、そして資金を温存し運用に回すべきなのか」「子どもの教育費にどの程度回せるか」「定年後再就職すべきか」「早期退職は可能か」・・・・そしてなにより「キャッシュフロー表」作成の最大の目的である、皆さんのライフプランを実現するための「必要運用利回り」を客観的な数値として知ることができます。人生設計はマネープランでもあり、言い換えればライフプランとキャッシュフローは密接な関係にあります。「キャッシュフロー表」の作成は、皆さんのポートフォリオ構築の基本的な考え方を明らかにしてくれるに違いありません。さらにこの「キャッシュフロー表」の作成は副次的な効果もあります、先ほど申しましたように私は相談者の方と一緒に「キャッシュフロー表」を作成してゆくのですが、この表を作成する過程で、相談者の考え方や適正、リスク許容度といった数字では表現されることのない、いわばその方の特性を把握することができます。先ほど申しましたようにポートフォリオは十人十色、極端に言えば同じ環境に置かれた人であっても、誰一人として同じ適正ポートフォリオはありません。事前に「キャッシュフロー表」の作成を通しご本人の特性を理解することにより、より精度が高く、なおかつ本人の微妙な心情にフィットしたポートフォリオを構築することが出来るわけです。


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