ホーム > 思いつくことなど > 磯田さん、ありがとう!
思いつくことなど

最近『日本史の内幕』という本を読み終えました、
『武士の家計簿』をお書きになった、磯田道史さんが
書いた本です。

この本を読んで歴史の世界にも「一次情報」というヤツが
あるんだなと思いました、

実は金融や経済の世界にも「一次情報」があります。

例えば原油や株価の動き、あと人口動態や景気に関する
統計などです。

これに対してエコノミストや学者と呼ばる人たちが、
考えた意見や見解が「二次情報」で、多くの市場参加者は
この二次情報を参考に動きます。

その結果この二次情報は人から人に伝染し、いずれ大勢になり、
市場すらそれで動かしてしまうことがよくあります。

でも二次情報はしょせん他人の主観に過ぎません、
それが正しければよいのですが、もし見当違いな考えに
基づくものだったとすればどうでしょう。

その場合市場は間違った方向に動いてしまい、
いずれ乖離は臨界点を迎え、そしていずれ本来あるべき姿に戻ります、
これがバブルやその崩壊の正体で、市場はこれの繰り返しです。

歴史の世界にも一次情報があり、
一次情報は古文書の解読からしか得られないという意見は、
僕にとって目からうろこでした。

磯田さんありがとう!

内容も磯田さんが自ら読んだ古文書から書き起こされており、
確かに教科書やテレビ、ネットの類では聞かない内容ばかりでした。

歴史好きなかた、
是非読んでみてください!!

(2017年11月15日)






totop