●主な履歴
1961年神戸生まれ。神戸大学経営学部卒業後、1985年三洋電機(株)入社、本社財務部勤務を経て、1990年ソニー(株)入社。ソニーでは主にマーケティング畑を歩む。特に1999年からはプロダクトマネージャーとしてソニーのビデオ会議システムを国内メーカーシェアNo.1のポジションへ。2004年4月に同社退社後ソニー生命を経て独立。(株)銀座なみきFP事務所設立。
●主な資格と役職
・プライマリー・プライベートバンカー(公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定)
・認定テクニカルアナリスト(日本テクニカルアナリスト協会所属)
・AFP(日本ファイナンシャルプランナーズ協会認定)
・一般社団法人 全国実物資産投資協会 代表理事
●登録業務
「金融商品取引業者登録」投資助言・代理業
関東財務局長(金商)第2063号
●会員登録
東京商工会議所 (会員番号:C2620650)
中央銀行がすすめる紙幣の大量印刷に対応し、私たちも保有する資産構成(「ポートフォリオ」)を変化させなければなりません。特に一定以上の資産をお持ちの、いわゆる富裕層に属する方ほど、その必要性は高いといえるでしょう。
弊社は現預金や債券を中心とした「ペーパーアセット」のみに資産を集中させることなく、資産の一定の部分は貴金属、希少コイン、不動産、カラーストーン、美術品といった、いわゆる「実物資産=Real Asset」に分散することの重要性を提唱してまいりました。
この考え方はまだ一般的なものではありません、ましてや銀行や証券会社、生命保険会社など既存の金融機関で提案されることはないでしょう。
それでも一部の方、特に富裕層に属する方には、弊社のこの「資産の質的分散」の大切さをご理解いただいてまいりました。
これは中央銀行による大量の紙幣印刷政策やマイナス金利政策、あるいは政府による大量の国債発行がさらに進めば、そう遠くない将来、私たちが現在保有しているおカネの価値が著しく低下するのではないかと、皆さんが不安を持っているからではないでしょうか。
なぜ実物資産への投資が有効なのか
世界中でみられるペーパーアセットの増殖
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弊社が提唱する「質的分散」のイメージ
ペーパーアセット
国内外の
現預金/株式やETF/REIT/債券/国際商品/ヘッジファンド |
実物資産 国内外の不動産や貴金属地金、コイン、カラーストーン |
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ただし一方で実物資産なら何に投資してもいいというわけではありません、弊社が投資対象として推奨する実物資産の条件は以下3点です。
- 平時においても資産価値が下がらないもの
- 長期的に保有しても、その価値が大きく劣化しないもの
- 保管のコストが高くないもの
- ある程度、換金が容易であるもの
- 日本国内だけでなく世界的に価値があるもの
- 今後、供給量が著しく増えないもの
上記6条件を満たす資産として、弊社は下記3つの実物資産を投資対象として推奨しております。
- 不動産
- アンティーク・コイン
- カラーストーン
なおそれぞれの資産については、弊社が別途立ち上げた専門サイトがございます、よろしければそちらをあわせてご覧ください。
□無理なく安全に不動産投資をするために(不動産投資の専門サイト)
https://www.realasset.jp/
□アンティーク・コインで資産を運用する(アンティーク・コイン投資の専門サイト)
https://www.antique-coin.jp/
□カラーストーンで資産を運用する(カラーストーン投資の専門サイト)
https://www.gem-invest.jp/
これら資産はいずれも供給量が限られております、例えば都心の優良な土地は限られていますので、この地域の不動産が大量に供給されることはないでしょう。コインは例えば古代や中世など過去の歴史時代に造られたものですから、遡って造ることはできません。ルビーやスピネル、サファイアなどの色石(「カラーストーン」)は、良質な石はあらかた掘りつくされており枯渇の懸念すらでてきました。
供給量が限られている一方で、保有したいと考える人は増えており、これらの資産は私たちの資産価値の保全に役立つでしょう。また世界的にマネーの大量印刷が続くなか、逆に相対的な価値の上昇も見込めます。
ただしこのような実物資産への投資も一定のリスクがあります。たとえば売買の際の手数料の問題です、不動産を売買される場合、仲介会社に(最大)3%程度の仲介手数料を支払わなければなりません。カラーストーンやコインについてはさらに大きな手数料の負担が求められます。
また、実物資産は流動性にも劣ります。株やETFならクリック一つで数秒のうちに売買できますが、不動産やコインの場合はそのようにはゆきません。コインをオークションに出品する場合、現金となって指定口座に入金するまで最低でも3か月はかかります、不動産の場合も似たり寄ったりでしょう。
さらに物理的な劣化にも気を付けなくてはなりません、土地は劣化しませんが建物には一定の耐用年数があり年々劣化いたします。コインは鑑定会社のケースに入れば劣化はほぼ止まりますが、裸のままでは劣化し続けます。
このように実物資産には株や債券、現預金などペーパーアセットにはない独特の短所があるのです、いくらわが国の財政破綻が不安でも、いくら中央銀行によるお札の大量印刷が心配でも、やみくもに実物資産におカネを集めてしまってはなりません。
ご自分のライフプランから想定する将来のおカネの流れを予想し、必要かつ十分な範囲で実物資産を適宜保有することが重要で、これは資産の質的分散といってよいでしょう。
本サイトをご覧いただき、少しでも多くの方が安全に、なおかつ適切な範囲で資産の質的分散を実行していただき、より豊かな将来を送っていただければ、これに過ぎる喜びはありません。
株式会社 銀座なみきFP事務所
代表取締役 田中徹郎
来和元年11月吉日
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