●弊社のポリシーにつきまして
弊社の「資産運用設計」サービスは、以下のポリシーに基づいて行わせて頂きます。
- 実物資産とペーパーアセットの適切な配分
- お一人おひとりのライフプランにあわせた、完全オーダーメイドのポートフォリオ構築
- どの証券会社とも利害関係を持たず、完全中立な立場でローコスト運用
- 国内の資産にこだわらず海外の資産(ETFや不動産、コインなど)を幅広に網羅
●弊社のポートフォリオ作成に関する考え方につきまして
私は、万人にとって共通なベストバランスなどないと考えています。人それぞれ資産の金額も違いますし、家族構成も違います。年齢も違えば、収支のバランスも十人十色です。仮にこのような属性が全く同じ人が二人いたとしても、私は決して同じ資産配分を提案しないでしょう。なぜなら資産運用は極めて属人性が高く、究極的には人それぞれの精神の奥深いところに行き着くからです。例え似通った資産規模、家族構成、年齢、収支のバランスの人がいても、わずかな株価の変動が気になって仕事に手が付かない方もいれば、逆にハイリスクな金融商品の比率を高め、高いリターンを目指したいと希望される方もいます。したがってよく雑誌やテレビ番組などでありがちな「○歳の方の推奨資産構成」というものは、あまり参考にならないのではないかと思います。
ただしだからといって気持ちの赴くまま、好みに任せて資産配分を決めてよいというわけではありません、以下のような観点でご自分に適した資産構成をしっかり決めてから、資産運用に取り組む必要があるのは言うまでもありません。
- まず今後のライフプランについて考えてみる
- ライフプランに基づいた将来の収支を想定してみる
- ライフプランを実現するため、必要にして十分な収益率を計算する
- 上記収益率に基づいた資産配分(注)を作ってみる
- 上記資産配分に基づいて計画的に投資を実践する
注)このように理論的な裏付けのある資産配分のことを、ポートフォリオと呼びます。
●弊社サービスの特徴
1. 皆さまに必要なリターンは何%なのか?あるいは許容されるリスクはどの程度なのか?将来のライフプランから算出いたします。
皆さまは金融商品を売る側の立場の人から、必要以上に高いリスクをとることを勧められていませんか?人それぞれ人生世設計が異なるように、それぞれ必要なリターンは異なります。もちろんリターンは高ければ高いほどよいのですが、そのためには相応のリスクをとらなければなりません、もし皆さんが必要以上のリターンを狙われるのでしたら、それは必要以上のリスクをとっていることと同じです。弊社はお一人お一人に基づくお金の流れ(キャッシュフロー)を予測し、最適なポートフォリオを提案致します。
2. 実物資産とペーパーアセットの最適な配分を提案させていただきます。
日米欧の中央銀行による紙幣の大量印刷は、どうやらこれからも続く可能性が高そうです。つまり私たちが持っている現預金や国債の価値は目減りしてゆく可能性が高いといえるでしょう。ぺーパーアセットの中で株式は長期的な上昇が期待できますが、市場に滞留したマネーの増加によって、今後ますます価格の変動が激しくなるでしょう。
このような予測のもと、弊社は皆さんの資産の一定部分を、不動産や貴金属、アンティークコインやカラーストーンなど、ペーパーアセットの対極にある実物資産に分散し、資産の防衛を図っていただくことを目指します。皆様お一人お一人の資産規模、ご家族構成、ご年齢やライフプランなどをうかがい、実物資産とペーパーアセットの適正配分を提案させていただいております。
3. 国内外で購入可能な金融商品を幅広く網羅いたします。
弊社に相談を依頼される方のポートフォリオを拝見しますと、ほぼ全ての方が「偏っていて、欠けている」状態になっています。例えば大半の資産を新興国に集中されていらっしゃる方や、豪ドルの債券ファンドばかりを集めていらっしゃる方など・・・確かに銘柄は多いのですが、弊社のフォーマットであるマトリッスク・アロケーション表に転記すると、ほとんど全ての資産が一つのボックスの中に集まってしまうといった現象が目立ちます。例えば確かに豪ドル建て債券は、新興国株に比べて価格変動リスクは小さいといえますが、それでも資産の大半を一つのボックスに集めてしまうのは極めて危険な行為といわざるをえません。
にもかかわらず、なぜこのように大半の方が「偏っていて、なおかつ欠けている」状況に陥ってしまうのでしょうか。私はこれを売る側、買う側の相乗効果の産物だと考えています。一般に人は自身の好みに執着する特性を持っているようですね、金融工学の教科書の第一ページ目には「同じリターンで異なる価格変動リスクを持つ金融商品が複数ある場合、人は価格変動の小さい商品を選ぶ」と書かれていますが、どうも私には、人間はそれほど合理的に物事を判断していないように思えます。
なかには非常にリスク選好の強い人たちがいて、そのようなグループに属する人は、逆に同じリターンならより高い価格変動を好む傾向にあるといった場合もあるのではないでしょうか。また逆に損失を直視することを避けるため、資産の大半を定期分配型ファンドに移してしまうといったケースにも、時々遭遇いたします。
このように人は合理的な判断基準によらず、むしろ情緒的に金融商品を選別していると私は感じるわけです。その結果ポートフォリオにはその方自身の性格が投影され、知らず知らずのうちに「偏っていて、なおかつ欠けている」状態になってゆくというわけです。
これが買う側による要因です。これに対して売る側には問題はないのでしょうか。一般に皆さんが証券会社と取引をする場合、複数の証券会社に口座を開設されるのではないでしょうか。あるいは過去のいきさつで、結果的に数社と取引があるという方もいらっしゃるでしょう。その結果どのようなことが起こるかといいますと、買い手一人に対して、売り手が複数といういわば「一対多」の関係が生じることになります。金融商品の売買の現場で、この「一対多」の関係には注意が必要です。投資信託の世界には流行があり、例えば一社が高金利通貨建て債券ファンドを組成しそれがヒットすると、たちまち業界あげて同種の商品の投入といった現象がよくおきます。その結果一人の個人投資家に対し、契約のある全ての証券会社から、同時期に同様の投信の勧誘が行われるということが起こりえるわけです。
しかも証券会社は売る側のプロとして、顧客ごとの属性だけでなく日ごろの営業活動からくる会話のなかで、ごく自然な形で投資家の情緒的な部分を実によく把握しているものです(さらに言えばそれが優秀な営業マンの条件とも言えるでしょう)。かくして気がつけば、皆さんのポートフォリオは多数の証券会社経由で購入した、性格の似通った投信で占められてゆく・・・いわば「偏っていて、なおかつ欠けている」状態になるわけです。この現象は、皆さんと証券会社のつながりが深ければ深いほど、頻繁に起こりえるといってよいでしょう。
この「偏っていて、なおかつ欠けている」状態は資産運用にとって決して好ましい状況とはいえません。
弊社ではお客様の資産が、この「偏っていて、なおかつ欠けている」状態から脱却できるよう、株、債券、不動産、コモディティ、ヘッジファンド、コイン、貴金属類など多種多様な金融用品を用い、皆さまお一人お一人の適性とライフプランにマッチしたポートフォリオを構築して参ります。
4. 弊社はどの証券会社とも利害関係がありません、資産運用のコストを極力小さくいたします。
弊社はどの証券会社とも利害関係がありませんので、このようなお客様本位のアドバイスができます。近年ネット証券と委託契約を結び証券会社から手数料を得るIFAが増えてきましたが、厳密な意味で「お客様本位」と言えるでしょうか。
一般に株式型の投信を購入する場合、購入時1%〜3%程度の手数料が発生します。また信託報酬として年間0.5%から2.0%程度の費用が発生することにもなります。もちろんその投信が、費用に見合う価値をもったものであれば問題ないのですが、残念ながら費用控除後で市場平均を上回るリターンをあげる投信は、極めて少ないのが現状です。一方で国内の金融商品を広く見渡してみますと、ここ数年数多くのETFが東証や大証に上場しましたし、いくつかのネット証券では、数百銘柄程度のニューヨーク証券取引所に上場するETFを購入することができるようになっています。また最近の世界的な傾向として、インデックス運用型の低コストな投信や、初期の手数料がかからない、いわゆる「ノーロード型」の投信が増えてきました。弊社では極力このようなローコストな金融商品を用いて、皆さまの資産運用のコストを極力小さく抑えるよう努めております。
5. 契約期間は一年間(税込み55,000円)、その間毎月Monthly Report を発行し、皆さまへ投資の世界の最新情報をお届けします。
一年間の契約期間中、ご相談は面談・メール・お電話などの形式で何度でもお受けいたしますが、そのほかに弊社代表の田中が月に一度Monthly Report を皆さまにお届けいたします。内容は概ね下記のようになっております。是非皆さまの今後の資産運用の指針にして頂ければと思います。
・当月のレビュー(株式市場、コモディティ市場、ヘッジファンドなど)
・今後の見通し(株式市場、コモディティ市場、ヘッジファンドなど)
・クラシックコインに関するレポート
・今月のトピックスや海外ヘッジファンドレポートなど
-->>2021年2月号みほん
なお弊社のモデルポートフォリオの過去の実績は以下をご覧ください。
-->>モデルポートフォリオの過去実績
●当事務所の資産運用設計サービスの流れにつきまして
このような考えの下、当事務所では下記のようなスッテップで、お客様お一人お一人の資産運用プラン作成をお手伝い致します。
■弊社「資産運用設計サービス」の具体的な流れ
■ステップ1(目標リターンの算出)
お客様のファイナンシャル・ゴール到達の為に、必要な収益率を求めます、通常は下記のような「キャッシュフロー表」を作成し、それに基づいた必要リターンを算出いたします。このシミュレーションのなかでは、今後の予想インフレ率、お一人お一人の収入上昇率を加味しながら計算を行います。 |