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思いつくことなど

ここのところ明治から昭和にかけて刷られた新版画が
気になっています。

小原古邨(おはら こそん)や川瀬巴水(かわせ はすい)
などが描いた日本の風景や、鳥・小動物などの版画です。

版画といっても、すでに関東大震災やその後の空襲による
火災などで版木が焼失したものも多く、僅かな枚数しか
残っていない作品もあります。

版木が残っているものの中には、今でも刷られる作品もあります、
なんでも「後摺り(あとずり)」というそうです。

価格も手ごろですので美しさだけを求めるなら、
「後摺り」でもいいのではないでしょうか。

これらの新版画はまず欧米の収集家の間で人気が出て、
最近になって日本に人気が逆輸入されたと聞きます。

そう言えば江戸時代の浮世絵版画や
伊藤若冲や曽我蕭白など日本画も同じパターンでした。

遅ればせながら一枚手に入れたいと思いますが、
できれば欧米人の前に集めたかった・・・

そう思うとちょっと悔しい。

(2019年3月7日)






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