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思いつくことなど

よく知られたことですが、
1800年台の初頭まで中国は世界第一の超経済大国でした、
1820年時点のGDPは世界全体の29%(注)ほどもありました。

注)アンガス・マディソン著「世界経済史概観」より

一方で当時のアメリカはどうだったかといいますと、
GDPの構成比は世界全体のわずか0.2%に過ぎませんでした。

それから200年・・・

世界ではいろんなことが起きました。

確かに有史以来19世紀初頭まで中国が世界一の経済大国でしたが、
それまでの世界にはアメリカという国がなかったという点を、
忘れてはなりません。

その後アメリカが急成長し中国との力関係は逆転しましたが、
逆にこの間の中国は、王朝末期の衰退期という特殊な時期にあった
といえるでしょう。

そしていま、歴史上はじめてアメリカと中国が、
同じ土俵の上で覇を競おうとしています。

さて近未来の世界の超大国の力関係は、
いったいどのような形になるのでしょうか。

私たち個人の資産運用にも、
このような視点が必要ではないかと思います。

僕はどっちに転んでもいいように
しておきたいと思いますが・・・

(2019年11月14日)






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