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思いつくことなど

いま「人類の起源」という本を読んでいます。ホモ・サピエンスが誕生し、進化・発展する過程が科学的に説明されている本です。

その中で1万年ほどまえのイギリス人の復元画が紹介されているのですが、僕はビックリしました。

その顔は現在のイギリス人とは全く似てなくて、顔は全体的に平べったく、鼻も細くはありません、顔面は横に広く目もくぼんでいませんし髪の毛も縮れ毛です。一番の驚きは顔の色が白くないところで、どちらかといえば褐色です。全体の印象としては今の白人とは程遠く、まるでオーストラリアのアボリジニのようなイメージです。ネットでも紹介されていたので、皆さんも見てください!きっとビックリされると思いますよ。

↓ チェダーマンの復元画

https://www.afpbb.com/articles/-/3161452

この写真は「チェダーマン」の復元像で、イギリスのチェダーチーズで有名なチェダー地方で1904年に発掘された人骨から復元されたものです、今はゲノム解析が進んでいて、2018年に大映自然史博物館が作成したそうです。

わずか1万年の間に、ヒトってこんなに変化するんですね、この本によるとヨーロッパ人が白くなったのは、たかだか5000年前からだそうです、5000年といえばすでに古代エジプトで王朝が始まっていましたので、少なくともいわゆる原始時代ではありません。

でもすでに目だけは青かったそうでその点がまた不思議です・・・

 

(2023年4月30日)






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