思いつくことなど
先週僕はこのメルマガで格差について書きました。

書きながらたくさんの反論メールを予想していましたが、予想通り
たくさんの反論メールと、(ありがたいことに)同じくらいの
賛同メールも頂きました。

前回のメルマガで少し書き足りなかったことを、少しだけ付け加え
させて頂きたいと思います。

格差を小さくするには、果実の再分配ではなく、人々の
能力の差、そのものを小さくする作業が必要で、それには教育
の出番ということになるのではないでしょうか。

現在私立の学校と、公立の学校で、その教育環境や教育水準に
大きな開きがあるように思いますが、公立の学校の水準をもっと
上げること、言い換えれば、親の所得水準に関わらず本来持っている
能力を十分に発揮できるような環境を整えてあげること、このことが
格差是正の究極的な対策であり、少子高齢化の中、国がもつリソース
を十分に活用するための王道といえるのではないでしょうか。
(2007年10月2日)



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