ホーム > 思いつくことなど > にせ金貨にご注意!
思いつくことなど
骨董品や美術品の世界で「贋物(にせもの)」はつきものですが、
コインの世界でも贋物にお目にかかることはよくあります。

外見はとても精巧にできていて、本物と全く見分けがつかない
のですが、実は中身はニッケルか何かの合金で、表面はメッキ仕立て
というケースです。

このような場合、プロが見てもなかなか見分けがつかないのですが、
素人でも簡単に見極める方法があります。

基本的に金貨や銀貨の重量は、金の場合は1/10オンスや1オンス、
銀の場合は1オンスが中心なのですが、コインそのものに、
重量が刻印されていたり、(記念貨幣の場合は)パッケージに
添えられた説明書に重量が記載されているものです。

見た目は精巧に作られていても、重量ばかりはうそをつけません、
外見が同じで、中身を別の金属で作ろうとしますと、必ず
重量に差が生じてしまい、例えば1オンスと刻印されていても、
27グラムとか29グラムという具合で、ちょうど31グラムにするのは
なかなか難しい作業になります・・・

銀貨ですと例えだまされても、たかだか2000円程度の被害ですみ
ますが、金貨ですと1オンスもので10万円ほどになってしまい、
笑い話で済ませにくい状態になってしまいます。

もし、皆さんが「信用できるのかな」という感じのお店で、高額のコイン
を購入されるなら、小型の「デジタル計り」などをお持ちになると
いいでしょう。
(2007年11月27日)



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