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思いつくことなど
僕がソニーに入社したとき、最初の勤務先は大阪の支社ビル
でした、ビルの一階がショールームになっていて、民生用の
AV機器やテレビ局で使う機材を展示していました。

ショールームの特等席にあるのは40インチのハイビジョンテレビ、
今の液晶と違って当時はブラウン管(懐かし・・・)でしたので、
これが途方もない重量でした、はっきりと覚えていませんが、
確か100キロくらいはあったと思います。

価格もおもいっきりはって、確か一台400万円(!)くらい、
でもそれが当時の世界最高水準の画質といわれていて、
なんだかんだいって月数台は売れていました・・・

今から考えると高々40インチのテレビに、
よく400万円も出してくれたものです。

思い出は年に何回かあるビジネスショー・・・そのたびに
(当時の)若手がよってたかってそのテレビをショー会場に
持ち込んだものです。

もちろん100キロもありますので、一人や二人では
ムリ、設計者もそこはよく考えていて、ちょうどおみこしを
担ぐように、テレビ台に鉄の棒を通す穴をあけてくれて
いました、やさしい配慮です。

さらにご丁寧に付属品としておみこし棒がついていて、それで
若手が寄ってたかって肩に担ぐわけです。

若者というのは、大勢集まって力を出すと、テンションが
高まる仕掛けになっているのでしょうか・・・辛かったですが、
妙に楽しい経験でもありました。

あれから20年が経とうとしていますが、ショーのときのあの
お祭り気分は今でも楽しく思い出すことがあります。

腰痛の痛みといっしょに・・
(2009年3月17日)



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