ホーム > 思いつくことなど > ウィーン・フィル銀貨はなぜ高い
思いつくことなど
皆さんはウィーン・フィル銀貨をご存知ですか?

このコインの金貨バージョンであるウィーン・フィル金貨に
ついては、皆さんよくご存知だと思うのですが、銀貨のほうは
マイナーな存在だと思います。

銀の価格は現在1オンス=23.5ドル程度ですから、
この銀貨の地金(ぢがね)としての円建て価値は

23.5ドル×82円=1927円

これに消費税を乗せて2000円強ということになるわけですが、
下記のようにこのコインの店頭価格は(なぜか)税込6300円です。


http://gold.tanaka.co.jp/commodity/shohin/wien_s.html


一方で欧米ではこのコインはネット販売されており、
例えば以下のように1枚28.67ドルで買えたりするわけです。


https://store.nwtmint.com/product_details/2189/Silver_Philharmonic_Coin/


一枚28.67ドルといいますと、

28.67ドル×82円=2,350円
これに仮に消費税を乗せても2,467円

でさきほどの銀地金の価値2000円強からみると
少々割高ではありますが、田中店頭価格6,300円に比べると
随分安いですね。

同じウィーン・フィル・コインでも金貨の方は
世界価格と大差ないのに、なぜ銀貨はこれほど内外価格差
があるのでしょうか・・・

独占的な販売ルートを構築し、割高な価格を提示することは
消費者の不利益にもなりますし、なにより消費者に対し不誠実
ではないでしょうか。


ちなみにネットオークションでは、2400円程度が落札相場
のようですよ。

http://storeuser6.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/fujimint



世のなか知識がないと損することがよくあります・・・

(2010年10月20日)






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