ホーム > 思いつくことなど > 年の瀬に想うこと
思いつくことなど
みなさんこんにちは。

お正月が近づいてくると、なぜだか僕は子供の頃を思い出します。

寒かった冬・・・公園の池にはいつも氷がはっていて、
その上をよく滑って遊んだものでした。

いつでも耳は切れそうに冷たく、足はしょっちゅうしもやけでした。

家の中も結構寒く、暖房器具といえばコタツに火鉢です。

そういえば、しもやけを針でつついて血を出すと治ると言われ、
痛いのを我慢して針でつついたこともあったっけ・・

お正月にもらったお年玉。
すぐにでもゲームを買いに行きたいのに・・・なにせお店があくのは1月の5日頃、
その日を指折り数えたものでした。

お店といえばスーパーや市場もいっしょ、
お正月はどこへいっても食材は手に入らず、母親はいつも年末に買いだめ、
冷蔵庫はギッシリ・・・

今にして思いますと、ずいぶん不便でやたら寒いお正月でしたが、
かといってあの頃の僕が今より不幸だったかといいますと、
決してそんなことはありませんでした。

年末には親戚一同集まってお餅つき・・・これが年末の楽しみでした、
お正月恒例、本家で宴会・・・にぎやかで毎年楽しかった!

今のようにテレビゲームはなかったし、インターネットも
コンビニも携帯電話もなかったですが、今思うと十分楽しかった・・・

不便は決して不幸なことではないですし、反対にいくら便利になっても、
それが幸せということではないのかもしれませんね。

今の世のなか、日常の生活でほとんど不便さを感じることはなくなりましたが、
よく考えてみればそれは私たちの幸せとは何ら関係ないこと・・・

暖かい家族と仲間に恵まれ、そして日いちにち目的をもって大事に生きてゆくこと・・・
いつの世もそれに勝る幸せはないのではないでしょうか。



来年も皆さんにとって良い一年でありますように!



では、今年はこのへんで。

(2010年12月21日)






totop