海外積立投資の注意点
みなさんこんにちは。

ここのところ私の事務所に、海外積立投資に関するお悩みを
持ちこまれる一見さんが増えてきました。

このスキームについて、改めてここでご説明することは致しま
せんが、皆さんもよくご存じの商品です。

そのお悩みの内容を伺いますと、大半は積立額に関するもので、
なかには、例えば月2000ドル、3000ドルというように、明らかに
過剰な積立額の設定もみられます。

そもそもこれら商品は、あらかじめ

・毎月の積立額
・契約年数


を設定して行うもので、例えば20年、25年といった長期の先
を見越して行う投資です。

にもかかわらず、積立を開始して僅か2年後に、早くも支払いが
困難になるというのは一体どういうことなのでしょうか。

投資家さんは、契約時にその費用構造に関する説明を十分に
受けていらっしゃるのでしょうか・・・

例えばこの積立投資、もちろん商品によって多少は費用構造が
異なりますが、概ね積み立て開始から18ヵ月といった初期期間に
積み立てられる資金を基準とし、その資金に対して(積立期間中
ずっと)定率の費用が積立額から控除され続けることになります。

途中の減額は基本的に自由なのですが、上記のように
減額しても、毎年支払う費用は減額されませんので、投資家から
みれば途中の減額は極めて不利といえるでしょう。

投資される皆さんが、仮に上記のような事実を理解していれば、
無茶な積立額の設定などは行わず、あくまで余裕資金のなかで、
無理のない積立額を設定されるのではないでしょうか。

私は積立投資が間違っているというつもりは毛頭ありませんし、
むしろ若い人たちにとって、海外であれ国内であれ、
積立投資はとても有効な資産形成の手段だと思っています。

ただ海外の積立投資は、日本人にとってなじみが薄い商品でも
あり、残念ながら上記のように、その費用構造に関して十分に
理解することなく、契約されるケースも見受けられます。

これから20年、25年といった長期で始められる投資ですから、
皆さんご納得行くまで説明をうけ、そしてご自分に無理のない
範囲で始めるようにしてくださいね。



では、今回はこのへんで。
(2010年2月9日)




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