中国から考える教育

みなさんこんにちは。

私は中国の歴史が好きで、なかでも吉川英治の
『三国志』は大好きですし、若いころは横山光輝の
マンガ『三国志』もよく読みました。

他に司馬遼太郎の『項羽と劉邦』、
井上靖の『敦煌』、ほかに『孫子』や『水滸伝』など
も好きです。

歴史の展開のダイナミックさにも大いにひかれますが、
それにもまして私は当時の中国人像に魅力を感じます。

ただし私が読んできた本の大半は、当時の中国人によって書かれた
ものではなく、中国の歴史書や史実に基づいて日本人が創作した
もの、あるいは後世の中国人によって創作されたもので、
いわば何がしかのフィルターを通して見た中国像といっても
よいでしょう。

従ってこのようにフィルターを通してみた中国人像が、
なからずしも当時の中国人の実像と一致していたかどうか・・・
いまでは知る由もありません。

が、少なくとも多くの著書の登場人物が、ある共通したキャラクターを
もっていることは事実であり、そのことを考えますと、
当時の平均的な中国人像の一端を、これらの書物はとらえて
いると考えてよいのではないかと思うわけです。

そのような観点で、当時と現在を比べてみますと、
私はそのギャップに大きな違和感をもたざるをえません。

果たして今テレビでみているこの人たちは、
かつての歴史時代を生きた先達の血を受け継いでいる
のだろうか・・・良くも悪くも。

もちろん千年単位で時間が流れていますので、
国民性に多少の変化があって当然かもし知れません。

が、行動様式のこのような対極への移動、しかも集団的移動は、
何らかの断層によって起きたと考えるのが自然では
ないかと思うわけです。

ではその断層とは何でしょうか。

私は教育だと思います。

我が国でも先の大戦では、歪んだ愛国教育が行われた
苦い経験をもっていますし、その結果は皆さんご存知の
通りです。

私は中国の教育現場を実際に見たことはありませんが、
漏れ聞くところによれば、特に天安門事件のあと行われた
教育は、かなり傾斜の強いものだったと聞いております。

このように考えて参りますと、学校教育というものは
誠に重要で、次の世代への重要な責務といってよいの
ではないかとも思います。

果たして私たちは次の世代にむけ、
その責務を果たしているのでしょうか・・




では、今回はこのへんで。

(2012年1月18日)




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