| ■いまだに後悔していること 
 みなさんこんにちは。 暑い日が続きますが、皆さんお変わりなくお過ごしでしょうか。
 例年この時期になってきますと、なんとなく町中が休暇モードで、僕もいつもの小難しい資産運用のお話しから、
 ちょっと離れたお話しなどしたくなります。
 今回は僕がいまだに後悔している30年ほどまえの経験について、お話ししたいと思います。
 僕がまだ大学4年生の最後のころ・・・就職も内定して、単位もそろっていたので、まあ海外旅行でもいくべぇ、
 てな感じで中国に行ってみることに・・・
 当時の中国は海外からの旅行者をやっと受け入れ始めたばかりのころで、アチコチ行くたびに現地の人たちから
 珍しがられたものでした。
 上海や北京あたりの沿岸部は、多少外人慣れしていたのですが、武漢や西安あたりの内陸部に入ると、まったく未開のエリアと
 いう感じ。
 町中いたるところでヒマそうないい大人がブラブラ、そして彼らは僕らの後をついてくる・・・振り向けばみんな
 一列にゾロゾロ・・・そんなことがフツーにありました。
 中国はやたら広く、日本地図でみると東京と大阪ぐらいの感じなのに、実際に移動してみると東京から沖縄ほどもあったり・・
 そんなこともよくありました、途中で慣れてきましたが。
 もちろん今でいう中国版新幹線などもなく、硬座とよばれる普通座席で延々移動したりました、移動中も例によって
 現地の人たちはナンやカンやと言って寄ってくる、
 一度などはせがまれて見せてあげた1000円札が、車両中を
 次々わたり、戻ってきたときはボロボロということもありました。
 時間はもてあますほどあったのに・・・ なぜあの時、現地の友諠商店や郵便局などでコインや切手、紙幣などを買わなかったのか。
 きっと当時10万円もあれば、立派なコレクションができたはずです。
 コインでは三羽鳥の孫文1円や貴州省の自動車ダラー、ここいらは多分数万円はしたでしょうが、銅貨なら
 おそらく数百円で手に入ったはずです。
 切手でも文革のころの毛沢東シリーズですら、せいぜい多分数千円といったところ。
 紙幣に至っては、おそらく現地では収集対象とはみられておらず、それこそタダ同然だったはずです。
 あの頃の僕に知識がもっとあれば・・・ 当時からコインや切手を集めてはいたのですが、中国のコインを買ってみようなどという気持ちすら起きなかったのが、
 いまでも不思議でなりませんし、悔しくてなりません。
 ・・結構しつこい。30年もたっているのに。 代わりに買ってきたのは、何だか意味不明のデカイ扇子や、朝鮮ニンジンのアンプルのようなゲテモノばかり。
 ああ、あの日に戻って僕に言ってやりたい・・・
 「徹郎!コインと切手を買えるだけ仕込め〜」
 では、今回はこのへんで。 (2013年8月1日) 
 
   
 
 ■このコラムが一週間早くお手元に届きます
 当社代表の田中が週に一回お届けする無料メルマガ「一緒に歩もう! 小富豪への道」
 は下記からご登録いただけます。
 
 「T's資産運用コラム」と同じ内容を一週間早くご覧いただけます、是非ご登録ください。
 
 『まぐまぐ!』から発行していますので、ご安心ください。
 |