遠雷と日本経済

みなさんこんにちは。

事務所の窓からみえる外は真っ暗で、
昼だというのにもう夕方のよう・・遠くで雷の音もきこえます。

昨日通り過ぎた台風の影響でしょうか。大粒の雨が降り、
道路はまるで浅い川のようです。

真っ暗な空や「ザー」という雨の音を聞いていると
不思議と心が落ち着かず、わけもなく不安になってしまいます。

街中の・・しかも建物の中にいる自分が、この豪雨によって
大変な目に遭うということはチョット考えにくいのですが、
それが分かっていても心はザワザワとしてしまいます。

大昔のご先祖様が、このようなお天気の中で怯えて過ごした記憶が、
僕のなかに引き継がれているからでしょうか。

そのようなことなどつらつら考えますと、いくら文明が発達しても、
人間はしょせん心の奥深く刻まれた太古の記憶と、無縁ではいられない
ような気がします。

今のように空が真っ暗になってくれば、気持ちが落ち着かず
ネガティブな思考に支配されますし、逆に秋晴れの青い空の
下では、健全で前向きな発想を持つことができるのでは
ないでしょうか。

むかしからよく「景気は気から」などと言われますが、
その通りかもしれません。

例えばGDP成長率が2%ともなれば、我が国の場合
大変大きな成長ということになるわけですが、よく考えれば2%は
僅かに1/50にすぎません。

国民経済を構成する一人一人のナマ身の人間が、ホンの1/50
ずつ前向きな気持ちになるだけで、この程度の成長は達成可能です。

この1/50は、例えばお天気に左右されがちな人間の心理に
よって、簡単に達成される程度の微妙なものです。

つまり現在の我が国の経済というものは、
ホンの僅かな外部環境の変化によって上にも下にも動きうる、
極めて微妙なバランス状態にあるといってよいのではないでしょうか。

 

では今回はこのへんで。

(2018年8月18日)




 




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