■コイン投資で儲けるために
みなさんこんにちは。
先週都内でコイン・オークションがありました、
2日間にわたり2000枚近いコインがオークションに
かけられるという盛大なものでした。
このオークションの特徴は、事前郵送、フロア(会場)
での参加に加えスマホやPCからも参加できるという点です、
僕の知る限りオンラインで参加できるオークションは、
国内でここだけです。
主催者の説明によると、オンライン経由での参加者は常時100名ほど
いるそうで、確かにオンライン組の落札も目立っていました。
今後は国内オークションも、徐々にフロアとオンラインの
混在形態が増えてゆくのではないでしょうか。
さて僕はオークションに参加していつも思うのですが、数ある
コインのなかでも人気のある銘柄は決して多くはなく、
一部の銘柄や国、地域などに人気が集中いたします。
人気があるということは当然ながら高値で落札されるという
ことで、出品者からみれは高値でコインを売ることが
できるわけです。
逆にいえば人気の圏外に置かれたコインを出品しても、
さほど値はつきません。
今回のオークションに関していえば、以下の国やエリアが
人気を集めていました。
注)銘柄まで言ってしまうと、コインの相場に影響を与えて
しまうので伏せさせていただきます。
・あいかわらずのイギリス、ただしイギリスなら何でもOK
というわけではなく、状態の飛び切りよいもの、鋳造枚数の
少ないもの(試鋳貨を含む)。人気の肖像が書かれたコイン。
・フランスのルイ13世以降の金銀貨、現代の贈呈用ピエフォー(注)
が130万円で落札されましたが、おそらく国内のレコードでは
ないかと思います。とにかくフランスも鋳造枚数が少ないコイン
が値を飛ばしました
注)ピエフォー:倍の厚さに造られたコイン、主に贈呈用に
わずかだけ作られました。
・神聖ローマのターレル(銀貨)のうち希少性の高いもの、
今回は大型のダカット(金貨)の出品はありませんでしたが、
出品されればきっと高値で落ちたでしょう。
・アジアでは中国コインはめっきり人気が離散しましたが、
かわってタイ、ベトナム(アンナン)、インド、インドネシア
など幅広い国に人気が拡散しつつあります。
以上ちょっと長かったのでさらにまとめなおしますと、
1.とにかく鋳造枚数が少ないこと
2.そのコインにしては稀な好状態であること
3.国や地域に人気があること
4.図柄が面白いこと
この順で高値が付くということになりますが、
なかでも1がダントツで大切だと僕は考えています。
投資する側からいえば、このような原則を頭にいれ、
購入するべきでしょう。
あとはにわかコイン商で高値掴みしないこと、
買った後で悔やまれる方をずいぶん見てきました。
ここのところアンティーク・コインが投資の対象として
認知されてきましたが、なんでもかんでも値上がりすると
いうわけではないのです。
では今回はこのへんで。
(2017年1月25日)
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