9時から5時まで

みなさんこんにちは。

僕がまだ大学生だったころ、
『9時から5時まで』というアメリカの
映画を観た記憶があります。

映画のストーリーはほとんど覚えていないのですが、
主題歌『9時から5時まで』は今でもよく覚えています。

あと映画を観ながらこんなことを考えたのも覚えています。

「アメリカ人は9時から5時までしか働いていないのに、
なんであんなにリッチな暮らしができるんやろ・・・」

私の大学生時代は、日本が高度成長期の終わりにさしかかった
頃ですが、サラリーマンはといえば朝は8時半から夕方6時ごろが
定時で、さらにそこから長〜い残業が始まるというのが
パターンでした。

そういえば私がまだサラリーマンをやっていたころ、
残業時間に入ると急にやる気モードになる若者がいました。

あれから早や35年・・・

いまだに「9時から5時まで」には遠い道のりですし、
豊かさの指標である「一人当たりのGDP」をみても39,000ドルほどで、
近年はアメリカ(約57,000ドル)との差が開くばかりです。

注)2016年時点データです、ご参考までに
  2005年時点では日本約32,000ドル、アメリカ約42,000ドル、
  1995年時点では日本約23,000ドル、アメリカ約29,000ドル

つまりアメリカが9時から5時までを続けてきたこの35年、
日本人は長時間労働を続けてきたにもかかわらず、
豊かさの差はドンドン開いているといってよいでしょう。

こんな事実をみてしまいますと、この35年間日本人は
よほど無駄な時間の過ごし方をしていたんじゃないかと
思わざるをえません。

よくデフレの本当の原因はホワイトカラー生産性が
上がらないからだと言われますが、私もその意見には賛成です。

短時間でも効率よく仕事を進められるような工夫をし、
午後5時以降は余暇を楽しんだり副業をしたり・・・新しい分野に
挑戦するために勉強をしてもいいでしょう。

一人一人の努力でというお話ではなく、社会全体で取り組むべき
テーマではないかと私は思います。

 

では今回はこのへんで。

(2017年4月26日)




 




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