富の格差とロボット

みなさんこんにちは。

ロボットを導入すると生産性が上がり、
人間の生活が豊かになると考える人がいる一方で、
逆にロボットに雇用を奪われ、大半の人間が貧しくなると
考える人もいます。

どっちが正しいのでしょう。

歴史を遡れば人間はよく似た経験をしています。

農作業における牛や馬など家畜の活用、
鉱業や工業における輸送用機械や搬送機、コンピュータの活用。

これらの転換点で人間の労働が奪われ、人は貧しくなったかと
いえばおそらく逆で、単純労働を家畜や機械に代替させることにより、
むしろ人はより豊かになってきたといってよいのではないでしょうか。

ただしその「豊かになり方」については、
よく観察しておく必要があると思います。

おそらく人間が新しいイノベーションを手に入れる都度、
富の総量をみれば飛躍的に拡大してきたのでしょうが、
すべての人にその富が等しく行き渡っているようにはみえません。

昨今の社会をみてもよくわかりますが、富を集める知恵に長けた
一部の人間に富が集中する傾向・・・つまり富の一極集中が
顕著です。

ロボットの大量導入により富が急速に拡大する現象と、
その富が一か所に集まりやすい傾向・・・

この2つの現象が組み合わさった結果、
「巨大な富がホン一部の人間によって寡占される社会」
がやってくる可能性が高いと私は思います。

 

では今回はこのへんで。

(2017年5月17日)




 




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