■不確実性と資産運用

みなさんこんにちは。

将来何があるかわからないという状況に対し、
私たちは大きな不安を抱くようにできているようですね。

でもよく考えてみれば、世の中に確実な明日などありません。

数秒後に地震が起きるかもしれませんし、
日本中にいくつもの活火山があります。

リーマン・ショックの再来があるかもしれませんし、
日本が財政破綻する可能性だってあるでしょう。

要するに一寸先は闇です。

だからこそショックに見舞われたときの被害を少しでも
小さく抑えるため、日頃の備えが重要なのでしょう。

世の中のすべてのことがお金で解決できるわけではありませんが、
お金で解決できることは決して少なくはありません。

例えば私たちが節約したり、お金を貯めたりするのは、
少しでも資産を増やし、将来の不確実性に備えようとする
防衛本能が働くからではないでしょうか。

もっと言えばいい仕事につくために受験勉強をするのも、
入社して必死で仕事をするのも、
定年が近づいてきた人が、再就職先を探すのも・・・

単に裕福な暮らしがしたいという欲求意外に、
将来訪れるであろう不確実性への備えという側面がある
のではないでしょうか。

資産の運用にも同様の意味合いがあると思いますが、
資産運用自体が不確実性の拡大要因になってしまえば、
本末転倒です。

資産運用において不確実性をゼロにすることはできませんが、
質的かつ地理的な分散が、不確実性を小さくするための
数少ない有効な手段であることは間違いありません。

 

では今回はこのへんで。

(2017年6月9日）




 




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