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AIと近未来の仕事

みなさんこんにちは。

ロボット化やAIの進歩によって、
私たちの仕事やライフプランは大きく変わろうとしています。

僕が就職したころは、勤め人は朝8時半に出勤、
夜は6時ごろが定時でしたし、今と違って内勤者が用もなく
定時内に外出するなど考えられませんでした。

あれからはや35年・・・

サラリーマンの仕事もずいぶん変わったものです。

AIやコンピュータの進化によって、事務部門の単純労働は
大幅に減りましたし、ロボット化進んだ製造現場のなかには、
ほとんど無人のラインもあります。

今でも介護や営業、接客など省力化が難しい分野は
ありますが、それでも社会全体でみれば、
労働時間は減少傾向ではないかと思います。

ではつぎの35年はどうなのでしょう。

例えば35年後、ロボットやAIの進化によって、
私たちの労働時間が劇的に短くなるのは
間違いないと思います。

しかも会社における仕事の内容も変化し、
例えば経理や広報、人事などではさらに省力化が進んで
いるでしょう、また営業や審査、法務など他の
ホワイトカラー部門でも、仕事の大半はAIによって
代替されているのではないでしょうか。

製造現場はもっと変化が激しく、
単純作業の大半はロボットに代替されているのでは
ないかと思います。

そのような社会において、
私たちや私たちの子や孫たちは、
いったいどのようにして一日を過ごすことになるのでしょう。

おそらく会社に定時という概念はなくなっており、
従業員それぞれのライフプランにあった好きな時間帯を
仕事に充てることになるでしょう、しかも従業員が一か所に
集まる必然性は薄れ、自宅やサテライトオフィスでの仕事が
当たり前になると思います。

サラリーマンは成果だけを求められ、例えば一日のうち
3時間程度を会社のために使い、それ以外の時間帯を
会社に拘束されたり、行動の制限を受けることは
なくなっているでしょう。

つまり副業や定年という概念がなくなり、
人はいくつもの職業を掛け持ちしつつ生きることになると思います。

一方で会社が一定の収入を保障する今と違い、
従業員と会社の関係はよりドライになり、
人は収入と労働時間のバランスを考えながら、
いくつかの職業を組み合わせることになるでしょう。

その結果、例えば効率よく稼げる人は、
趣味や遊びに使う時間や家族と過ごす時間など十分にとり、
余裕のある生活を送ることができるでしょう。

逆に生産性の低い人は、労働時間と収入を天秤にかけ、
どちらかを犠牲にしなくてはなりません。

その意味では賃金格差の少ない現在と比べ、
より収入の差が大きな社会になるのではないでしょうか。

ではこのような35年後を豊かに過ごすため、私たちや
子や孫はどのような能力や資質が求められるのでしょう。

例えば会社へ就職する場合、おそらく学歴は採用の目安の一つ
にはなるでしょうが、より重要なのはその人が何を学んできたか、
あるいはどのような資格や専門性を持っているかではないかと
思います。

企業が求めるの忠誠心や協調性ではなく、
従業員が生み出す成果物にシフトしてゆくと思います。

会社に所属しないという生き方も一般的になっているでしょう、
その場合人は会社という器を経由せず、
ネットを介して直接消費者と向き合うことになります。

この場合でも求められるのは、その人がどんなものを
造ってきたか、あるいはどんな能力や知識があるかといった
専門性で、発注者側はそれを手掛かりに商品や
サービスを発注することになるでしょう。

会社に所属するにしろ、
個人や小さなグループで事業を行うにしろ、
専門性、資格、知識、能力といった部分で、
より際立った資質が求められるのでは
ないでしょうか。

 

では今回はこのへんで。

(2018年6月12日)




 




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