動き出した5G関連株

みなさんこんにちは。

ようやく5G関連株が動き出したようですね。

5Gは次世代高速通信規格のことで、
スマホをはじめとした民生分野にとどまらず、
自動運転や遠隔医療などの産業分野で、
幅広い需要を生み出すと考えられています。

すでに携帯基地局への投資は始まっていますが、
今年は5Gスマホ端末の登場など、いよいよ私たちの日常に、
本格的に5Gが浸透しはじめるといってよいでしょう。

伝送速度100倍、
通信の遅延1/1000秒、
同時接続端末数100倍。

このインパクトは大きく、私たちにとって動画の視聴は
より身近なものになるでしょう、さらにデータの多い3D放送や、
バーチャルリアリティなどを活用した新しい娯楽も出てきそうです。

このように端末側で視聴できるデータの量が増えますと、
それを処理する半導体やメモリーの大容量化が求められますし、
大きなデータを送るため、回線の容量も増やす必要がでてきます。

つまり5GはスマホやPC、テレビなど端末の進化だけではなく、
それら端末に組み込まれるデバイス、さらには端末同士を
結びつける光回線(ひかりかいせん)や、その回線上の
さまざまな機器までが一斉に進化しなくてはならないのです。

このような理由で以前から期待を集めてきた5G関連需要ですが、
ここにきてようやく企業業績への貢献が始まりました。

例えばA社です。

この会社は5G端末の検査装置メーカーですが、
先日、今期の業績を上方修正してきました。

営業利益ベースで57%ほどの上方修正です。

修正の要因は5G関連商品の想定以上に早い立ち上がりで、
同社によると『いよいよ5Gの山を登り始めた(注)』とのことです。

注)同社発表の「2019年第3四半期業績概要」より

同じくB社も5G関連銘柄ですが、
A社から少し遅れて今期業績を上方修正しました。

この会社は光通信にまつわる部品や測定器のメーカーですが、
5G関連の立ち上がりが想定を上回り、営業利益ベースで20%超の
上方修正です。

これら2社の株価は業績発表以降に急騰しましたが、
上記のように5Gのインパクトは大きく、関連銘柄への
業績寄与はこれから本番を迎えることでしょう。

一昨年のロボットや工場自動化などに続く「5G関連投信」の設定も、
今後は増えてくるのではないでしょうか。

5G関連銘柄は先回りして仕込んでおきたいものです。

 

では今回はこのへんで。

(2019年2月19日)




 




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