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源流で現物資産を買う方法

みなさんこんにちは。

先週このメルマガで僕は、
金融商品を源流で買う方法についてお伝えしました。

ではコインやカラーストーンなどの現物資産にも、
源流はあるのでしょうか。

あるとすればその源流で買えば、
どの程度安く買えるのでしょうか・・・

今回はそんなお話しをしたいと思います。

まずアンティ−ク・コインからです。

ながくコイン収集やコイン投資を続けていますと、
この業界の全貌が見えてきます。

多くの方は実店舗であれネット上の店舗であれ、
コインの源流はコイン商だとお考えではないでしょうか。

だとすればそのコイン商さんは、
いったい誰からコインを仕入れるのでしょう。

コイン商も仕入れが無ければ売れません、
ですから彼らもさらにその上流からコインを仕入れているのです。

彼らの仕入れルートはいくつかあります。

例えば以前コインを販売した顧客です、
顧客本人の場合もありますし、その遺族の場合もありますが、
長いキャリアを持つコイン商ほど、
このルートのウエイトは高いといえるでしょう。

二つ目のルートは、他のコイン商からの買取や、
最近では街中の買い取り専門店からの仕入れです。

近年は遺産整理のテレビ番組が人気なようで、
このルートも増えているようです。

三つめはコイン・オークションです、
僕はお客さんの依頼でオークション会場によく出向きますが、
コイン商さんたちはオークションの買手としても常連です。

以上3つがコイン商の主な仕入れルートですが、
いずれにしても、このようにして仕入れたコインに対し、
コイン商は一定の利益を乗せて販売をいたします。

コインの相場は近年値上がり傾向にありますが、
それでも例えば相場の2倍の値で買ってしまえば、
投資としては失敗です。

特にここ数年の間に参入してきたコイン商の中には、
仕入れ価格の2倍以上の値を付けて販売する業者もいますので、
「中抜き効果」は絶大です。

では私たちがコイン商を中抜きし、
源流でコインを買う方法はあるのでしょうか。

コイン商が使う上記3つのルートのうち、
3つ目のルートすなわちオークションは、
唯一私たち個人でも使える仕入れルートです。

ただし金融商品を源流で買うには、
それなりの経験と相場観が必要です。

「手っ取り早く」とお考えの方は、
弊社の「オークション代行」をご検討ください。

   ↓ (弊社コイン専門サイト「オークション代行サービス」)

https://www.antique-coin.jp/service.html#auction

 

続いてカラーストーンです。

カラーストーンの源流はどこにあると思われますか?

ズバリ申し上げますと、
宝石の源流は宝石が採掘される鉱山です。

このあたりが新たに造られることがない、
アンティーク・コインとの違いです。

ただし宝石はコインと違って流通ルートが複雑です。

現地の鉱山⇒バイヤー⇒輸出入商社⇒国内仲買人⇒国内宝飾品店⇒私たち

というようにいくつもの業者の手を経て、
ようやく私たちの手元に届けられるのです。

各段階でマージンが乗っけられるのは金融商品やコインと同じですが、
流通ルートが複雑なだけあって、宝石の場合はマージンの乗り方が
ハンパではありません。

おそらく現地のバイヤーが購入する価格に対し、
私たちが支払う価格は通常でも4〜5倍、
ルートによっては10倍ほどにもなるはずです。

よく宝石は投資対象に向いていないといわれますが、
それはこのような理由からです。

例えばミャンマー産の非加熱ルビーやスピネルなどは、
この20年で4〜5倍ほどに値上がりしていますが、
現地価格の4倍で買ってしまえばアウトです。

ですからカラーストーンを投資対象として購入される場合は、
できるだけ現地の鉱山に近いところで買わなければなりません。

もしそのルートが見つからないなら、
少なくとも資産運用としてのカラーストーンは
見送るべきだと思います。

 

では今回はこのへんで。

(2019年7月9日)




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