ホーム > T's資産運用コラム > 衰退する日本と一緒に沈まないために
衰退する日本と一緒に沈まないために

みなさんこんにちは。

年明け早々に申し訳ないですが、
今回は衰退する日本に住む私たちが、
日本と一緒に地盤沈下してしまわないために、
どのような行動をとるべきなのか。

この点について少し考えてみたいと思います。

そのまえにそもそも日本は今、
ホントに経済的に衰退しつつあるのでしょうか。

僕はイエスだと思います。

一人あたりにGDPやその成長率、
サラリーマンの年収や人口ピラミッド、
わが国の財政状態や企業の競争力低下などなど・・・

もちろん教育水準や学力のように、
いまでもソコソコ高い位置づけにある項目もありますが、
総じて衰退期に入りつつあるとみて間違いないでしょう。

象徴的な数字を一つ上げさせていただきますと、
以下のような世帯の年収比較です。

驚いたことにアメリカのサンフランシスコでは、
年収1400万円の4人家族世帯を「低所得者」に分類したそうです(注)。

注)アメリカ住宅都市開発省の調査による

サンフランシスコは極端な例ですが、アメリカ全土をみても、
4人家族世帯の年収の中央値は1000万円を超えています。

日本で世帯年収1000万円といいますと、
堂々上位10%に入る高所得者層です。

上を見ればキリがありませんが、それでもホンの20年ほどの間に、
私たちはずいぶんと貧しくなったことがよくわかります。

もちろん主に相対的な意味での貧困ですが。

さらに今後を見渡しても、
近々この傾向が変化するとは思えません。

アメリカだけでなく、中国やASEAN、インドなど新興諸国に比べても、
私たちは日本の経済的な衰退を、避けられない現実として
受け止めるべきではないでしょうか。

もちろん僕も経済的な豊かさが、
全てでないことは理解しているつもりです。

経済的な豊かさなどハナから追い求めず、いまある環境に満足し、
心の豊かさを深めてゆくことのほうが、よほど大切なの
かもしれません。

いわゆる「足るを知る」というヤツです。

それでも僕などは、とてもその境地に達することなどできません、
たとえばリッチそうな外国人旅行者をみると、自分も頑張ろう
という気持ちになりますし、どうすれば日本に住みながら、
彼らに負けずに済むかと考えてしまいます。

おそらく大半の方は、
僕と同じではないでしょうか。

ではどのようにすれば私たちは、
経済的に衰退しつつある日本に居ながら、
豊かさを維持することができるのでしょう?

株式会社というものはよくできたもので、
株式の保有を通し、その会社が生み出す価値を、
私たちは共有することができます。

しかも上場企業の株は誰に対してもオープンであり、
投資する意志さえあれば分け隔てというものがありません。

つまり機会は平等に与えられているといえるでししょう。

たとえその会社に就職するのが難しくても、
私たちはその気にさえなればだれでも、その会社の一部を
所有することができるのです。

価格変動の激しさや金融ショックへの不安から、
株はご免だとお考えなら実物資産という手もあります。

新興国で富裕層が増えてきますと、
富裕層が好む資産は必ず買われます。

ですからアジア諸国のコインやカラーストーンなどを
保有することによって、
株式投資にも似た効果を得ることができるでしょう。

このような方法で成長するアジア諸国や、
いまなお成長を維持するアメリカなどの成長を、
自分の資産のなかに取り込むという発想は、
基本的な姿勢として重要ではないかと僕は思います。

 

では今回はこのへんで。

(2020年1月16日)




このコラムが一週間早くお手元に届きます
当社代表の田中が週に一回お届けする無料メルマガ「一緒に歩もう! 小富豪への道」
は下記からご登録いただけます。

「T's資産運用コラム」と同じ内容を一週間早くご覧いただけます、是非ご登録ください。

【購読登録】 メールアドレスご入力ください :
『まぐまぐ!』から発行していますので、ご安心ください。
totop