5Gの先を考える

みなさんこんにちは。

ここのところ5G関連株の上昇が目立っていますね、
たとえば半導体マスクブランクスの検査装置のA社です。

スマホなどの端末が5G化しますと、
今と同じサイズのケース内に、
さまざまなデバイスを突っ込まなければなりません。

一つ一つの半導体のサイズもより微細化する必要がありますので、
半導体の回路の原版も、今までの4G時代に比べよほど微細化
しなくてはなりません。

このA社はその原版を、EUV(注)を使って検査する装置を
作っており、今のところ世界でオンリーワンの会社です。

注)EUVは極端紫外線のことで、この波長の短い紫外線を用いますと、
  いままでの検査装置に比べより高精細な検査ができます。

上記はほんの一例です。

5G時代では端末間でやり取りするデータ量が、おそらく数倍から
十数倍、場合によっては数十倍に増えることになるでしょう。

当然端末の性能や情報処理速度はそれに見合ったものでなくては
なりません。

またデータセンターと基地局を結ぶネットワークも拡張する必要が
あります。

日本ではすでに有力な端末メーカーは姿を消しましたが、
5G時代を支える黒子のようなメーカーは、
まだまだたくさんあります。

A社に限らずデバイスや検査装置メーカーのなかから、
今後株価が何倍にも上がる会社はたくさん出てくるでしょう。

ただし5Gという好材料も、
いずれ賞味期限がおわります。

ですから私たちは5Gで一儲けしたあとに備え、
すでに次の材料を用意しておかなければなりません。

たとえば医薬品です。

遺伝子の解析が進むなか、すでにガンの制圧が見えてきましたし、
再生医療も日進月歩です。

この分野が景気変動の影響を受けにくいのも魅力です、
5Gで一儲けした後は、医薬品株におカネを避難させておくのも一つの
手ではないでしょうか。

もう一つの僕の注目はゲームや動画配信関連株です。

これらは5Gというインフラを利用しますので、
広い意味で5G関連といえるかもしれませんが、
5Gの川下に位置するぶん、株のブームは少し遅れてやって
くるでしょう。

eスポーツやARなど、
ネットワークの中の娯楽や体験は、
5Gの次の材料になりえると僕は思います。

あるいはいったん株の世界から撤退するという考えもあって
いいでしょう。

休むも相場・・・5Gの利益を確定してゆうゆうと、
南の島のビーチで遊ぶのもいいかもしれません。

 

では今回はこのへんで。

(2020年2月1日)




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