■5Gの次に来る波は
みなさんこんにちは。
僕が5G関連株を推奨しはじめて2年以上が経ちました。
最初このメルマガでそのアイデアを紹介したとき、
何人かの方にお叱りを受けました。
「あんた5G、5Gとよく言ってるけど、
5Gはまだまだ普及しないよ、仮に予想通り普及したとしても、
たとえば工場の自動化や先端半導体などが、
実際に世の中に出てくるのは何年も先の話だよ」
だいたいこんな感じの反論でした。
でもあれから2年ほどたったいま、
5Gは日本株の材料になり関連銘柄は随分と値上がりました。
5Gをテーマにした投信の設定などもあり、
なかにはこれから5Gで一儲けしようと目論んでいる人も、
多いのではないでしょうか。
でも僕は世の中が騒ぎ始めたら、
そろそろ賞味期限はお終いだと考えるようにしています。
株式投資はサーフィンに似ていると僕は思います。
大きな波にうまく乗れても、
その波がいつまでも続くわけではありません。
次にやってくる波をうまくとらえて乗り換えなければ、
波と一緒にさようならです。
では次にやってくる波はなんなのでしょう。
僕はEVに注目しています、
さらにEVと相性の良い自動運転というテーマを加え、
「EV+自動運転」をひとくくりにしてもよいでしょう。
過去EVや自動運転というテーマは何度か浮上してきましたが、
一部の例外を除きここまでは思惑の段階だったいえるでしょう、
これに対し今いよいよ企業業績に寄与する段階に入っていると思うのです。
イギリスは2030年までにガソリン車の販売を禁止しますし、
中国も2035年までに同様の方向です、アメリカではカリフォルニア州が
2030年に排ガスゼロですし、バイデンさんも環境対策を重視する
方針です。
一方で残念ながら、
日本の自動車メーカーはEVに乗り遅れつつあるといわれます。
日産は頑張っているようですが、トヨタやスバル、マツダなどは
確かにすこし遅れ気味のように思います。
でも株式投資という観点で見れば、
すこし違う景色が見えてきます。
もし最後の砦である自動車メーカーが崩れてしまえば、
わが国から有力な完成品メーカーはほぼ姿を消してしまいます。
でも日本には、
電子部品や電子部品を造るための製造装置メーカーなど、
まだまだ有力なメーカーが健在です。
車載用リチウムイオン電池そのものや、その部材を作る会社、
EV用モーターのメーカーや、そのモーター製造のために、
巻き線製造装置を提供するメーカー、
次世代の車載電池候補である全個体電池の量産を開始するメーカーなど、
EV+自動運転時代のスター・デバイスメーカー候補がたくさんいます。
これらのなかにはすでに上昇し始めている株もありますが、
まだまだこれからが本番だと僕は思います、
実際に業績への寄与がはじまれば、
こんなもので終わるはずがありません。
市場の規模や関心の高さの点で、
「EV+自動運転」という材料は、
数年に一度の大波になる可能性が高いと僕は思います。
僕も来年はこれでひと稼ぎ狙いたいと思います。
では今回はこのへんで。
(2020年12月3日)
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