暑い夏に思うこと

みなさんこんにちは。

「暑い暑い」といってどうなるものではありませんが、
たしかに暑いです。

僕が子供の頃より随分と暑くなったんじゃないでしょうか。

きっと江戸時代の江戸は、
もっと涼しかったに違いありません。

もちろん涼しいといっても、
今と比べて涼しいというだけで、
当時の人たちにとってはたまらない暑さだったのしょう。

なにしろ江戸時代は冷房もありませんでしたし、
冷蔵庫や扇風機もありませんでした。

そういえば当時の江戸の庶民は、
夏場のお昼はあまり働かず、家でゆっくりと過ごすことが
多かったと聞いたことがあります。

もしそうなら、
今の東京都民のほうがよほど大変な目をして仕事をしている
ことになります。

ちゃんとした統計を見たことがありませんが、
たぶん年間の労働時間を比べると、
江戸時代の庶民より私たちの方が、
よほど長い時間働いているのではないでしょうか。

たしかに江戸時代と比べ現代は豊かになったのでしょうが、
それは物質的な豊かさだけなのかもしれませんね、
精神的な、あるいは時間的な豊かさまで含めると、
果たして現代人と江戸庶民のどちらが豊かなのでしょう。

暑い夏の昼間は家でゆっくりと過ごし、
お盆になると家族皆でご先祖を迎え、
地蔵盆には子供たちが町内の家々をめぐり、
お菓子をもらって楽しむ。

秋になると家族でお月見をし、
大きくなった月にウサギの餅つきをみる。

お正月には親族一同が本家に集まり、
餅つき大会、夜の宴会。

春になると桜の木の下に親族が集まり、
春の訪れを祝う。

振り返ると僕がまだ子供だった頃、
生活にはこんな江戸時代の情緒が残っていました。

あれから半世紀。

生活は豊かになり、
医学の進歩によって寿命がのび、
おいしいものがいつでも食べられて、
江戸時代のように人は餓死しなくなりました。

でも私たちはこの50年で、
たくさんのものを失ってしまったのかもしれません。

 

では今回はこのへんで。

(2021年8月11日)




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