■メタバース関連株に注目
みなさんこんにちは。
オミクロン騒ぎで世界の株価は急落していますが、
こういうときは次の材料の仕込み時だと思います。
他にもEVや5G、先端半導体(EUV)などテーマは豊富ですが、
いま僕はメタバースにも注目しています。
メタバースはメタ(高次元の)とユニバース(宇宙)が
組み合わさってできた造語だそうですが、
フェイスブックがメタに社名を変更して以来、
様々な場面でとりあげられるようになってきました。
株の世界でも、
少しずつメタバースが材料になりつつあるといえるでしょう。
コンピュータによって造られた仮想の世界(メタバース)では、
私たちはリアルな日常生活とほぼ同じ体験をすることができます。
自分の分身(アバター)が会議に参加したり、
仕事をしたり。
コンサートや美術館に出かけたり、
ショッピングや旅行をしたり。
街の中には不動産があって仮想通貨で売買したり、
そのうち仮想の会社を設立して仮想の株式市場に上場したり、
M&Aで会社ごと売買したりといったこともできるようになるでしょう。
そういえばそのむかし「セカンドライフ」という仮想空間ゲームが
はやりましたが、当時はコンピュータの処理速度や、
操作性の問題などもありいつのまにかすたれました。
でも今にして思えば、
セカンドライフの考え方は時代を先どっていたと思います。
そしていま、
再びメタバースに光が当たっています。
コンピュータの処理速度が上がったことで、
私たちはメタバースでリアルに近い体験が可能になりますし、
ブロックチェーンを利用すれば、
メタバース内の通貨発行量だって管理できます。
すでにメタ(旧フェイスブック)はメタバースを主戦場にすると
宣言していますし、マイクロソフトはチャットのアプリ「チームズ」に、
仮想会議の機能を付加すると発表しました。
アミューズメント関連では、ディズニーが独自の
メタバース構築を目論んでいるようですし、メタバースとの親和性が
高いゲーム会社もすでにアプリの開発を始めました。
メーカーサイドでも、たとえばクアルコムは高性能半導体のセットを
メタの子会社に売り込んでいるようですし、画像処理半導体の
エヌビディアはメタバース制作のサービスを始めました。
カナダの調査会社エマージェン・リサーチによると、
世界のメタバース市場は2020年から2028年にかけ、
年平均43%伸びると予想(注)できるそうです。
注)2021年11月26日、日本経済新聞の記事より
さしあたって上であげさせていただいた会社は、
メタバース時代の出世候補ではありますが、
投資の世界では常にリスクはあります。
一つ目のリスクはセカンドライフのように思ったほど
市場が立ち上がらない可能性です。
二つ目は逆に新規参入が増え、
過当競争に陥るリスクです。
もちろん投資ですからリスクはつきものですが、
成功した場合のリターンもまた大きいのではないかと思います。
残念ながらメタバース株の大半はアメリカの会社ですが、
よく考えてみれば21世紀に入ってからこのかた、
世界を変えてきたのはみなアメリカの会社でしたし、
株価が高騰したのも同様です。
アップル、グーグル、アマゾン、フェイスブックにマイクロソフト・・、
メタバースもまた世界を一変させる可能性がありますが、
ここに日本の会社が入ってこないのは、
何とも残念なお話しです。
あえて可能性があるよすれば、
ソニーぐらいでしょうか。
いずれにしてもメタバース関連株は、
ウォッチしておきたいと思います。
では今回はこのへんで。
(2021年11月26日)
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