アベノマスクとわが国の財政

みなさんこんにちは。

一昨日の岸田首相の会見をテレビで視ていて、
僕は暗い気持ちになりました。

岸田さんのせいではありませんが、
なんでもアベノマスクを捨てるのだそうです。

作るのに260億円かけ、
検品に8億円かけ、
さらに保管にも6億円かけたといいます。

輸送費や事務的経費を含めると、
もっとかかっているに違いありません。

いったいあのマスク、
少しでも私たちの役に立ったでしょうか。

やたら小さいし布製です。

当時まだ布製マスクは効果が薄いと分かっていませんでしたが、
材質の効果測定を事前にできなかったのでしょうか。

サイズ感も試作段階で分かるはずです、
量産に入る前に一人でも試していれば
「これ小さいんじゃね?」となるはずです。

いくら急いでいたとはいえ、
試作もせずに3億枚近くも作ったのなら、
その常識を疑います。

しかも不良率が15%もあったといいます、
民間の会社ならとっくに倒産していたでしょう。

僕は是非聞いてみたい、
あれだけのムダ金を使っておきながら、
政治家や官僚のうち一人でも責任をとったでしょうか。

よくわが国の財政は危険な状態にあると言われます。

ある人はすでに警戒域に入っているといいますし、
逆に絶対破綻しないという人もいます。

仮にまだ現状が許容範囲だとしても、
一事が万事、こんないい加減な税金の使い方をしていると、
本当に取り返しのつかないことになってしまいます。

アベノマスクが許されるなら、
たいがいのムダ使いは許されるはずです。

そうやってムダ使いはあちこちで増えてゆき、
財政はどんどん悪化する・・・。

年末にこんな話しをしたくはありませんが、
僕はなんとも暗い気持ちになりました。

年の終わりに暗い話をしてすみません。

でもこのまま何も言わなければ、
「それでいいよ」といったのとおなじです。

そして万一財政が破綻すれば、
声を上げなかった私たちも同罪です。

別に僕が言ったからといって、
1ミリも政治や行政が動くとは思えません。

でも何も言わないよりましだと思い、
今回は書かせていただきました。

こんなことを続けてると「嫌われ者のオヤジ」に
なりそうな気もしますがまあそれもいいでしょう。

 

では今年はこのへんで。

(2021年12月23日)




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