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新しい対立の構図と金価格

みなさんこんにちは。

このままでは自由主義の波に飲み込まれ
いずれチャウセスクのように民衆の制裁を受けるかもしれないという、
恐怖心は理解できなくはありません。

それでも自分の地位の安泰と引き換えに、
隣の国で幸せに暮らしている何千万という
人たちの日常や命を奪うなど、
どう考えても狂気の沙汰です。

そしてアジアに目を転じると北朝鮮があります。

この二国の違いは国力の違いだけで、
かりに北朝鮮にロシアほどの国力があれば、
同じようなふるまいをしたかもしれません。

そしてその隣には中国です。

おそらく中国の協力に期待できなければ、
ロシアはウクライナを侵攻できなかったと思います。

このように考えを進めてきますと、
中国という国の経済発展は、
これからますます世界を不安定にしてゆくのではないかという、
いやな想像に行き着いてしまいます。

ここのところ金(Gold)の価格が上がっていますが、
それにはこのような近未来へ備えという側面もあると思います。

先日ニュース番組を観ていたら、
ウクライナからポーランドに避難してきた人が、
手持ちのフリブナ(注)をユーロに両替しようとして、
断わられる映像が流れていました。

注)ウクライナのお札です

この映像を観て、有事の際に頼りになるのは、
お札ではなく金だという意識を、
多くの方がお持ちになったのではないでしょうか。

ロシアによるウクライナ侵攻はいつまで続くかわかりませんし、
かりに早晩停戦できたとしても、それでOKとはゆきません。

停戦後も欧米や日本による経済制裁は続くでしょうし、
ロシアは中国との結びつきをますます強くするでしょう。

その結果、「中ロ北朝鮮と米欧日」という危うい対立の構図は、
より明確になるかもしれません。

いやな想像ではありますが、
現実を直視するのは大切なことだと思います。

 

では今回はこのへんで。

(2022年4月15日)




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