アメリカの物価に注目

みなさんこんにちは。

コロナ後に行った超金融緩和策の効果が強く出て、
昨年来アメリカの景気は過熱気味です。

足元のインフレ率は8%超えで、
なんでもこれは40年ぶりだそうです。

まったくゼロ金利とドル紙幣の大量印刷の威力はすごいですね。

すでにFRBは急速な金融引き締めを始めましたが、
クルマは急に止まりません、
向こう半年ほどは高インフレ状態が続くとみられています。

ここでアメリカのインフレ率を振り返っておきましょう。
昨年以降の月別データは以下のように推移しています。

2021年
1月度:1.4%
2月度:1.7%
3月度:2.6%
4月度:4.2%
5月度:5.0%
6月度:5.4%
7月度:5.4%
8月度:5.3%
9月度:5.4%
10月度:6.2%
11月度:6.8%
12月度:7.0%

2022年
1月度:7.5%
2月度:7.9%
3月度:8.5%
4月度:8.3%

注)アメリカの消費者物価指数、対前年同月比

ご覧のように物価が上昇しはじめたのは昨年の4月で、
それ以降も急速にインフレは進んでいます。

さらに今年に入ってもう一段加速した格好ですが、
ご覧のように4月度はやや減速しています。

4月単月のデータだけで判断するのは早計ですが、
もし5月、6月と続けてこの傾向が出ればどうでしょう。

相場は先をみて動きます。

すでに株価は急ピッチな利上げを織り込んでいますから、
利上げのペースが遅くなったり、利上げの到達見通しが
下がるだけで、株価にとってはプラスに働きます。

もし向こう数か月のうちにインフレ終息傾向が確認できれば、
株価は大きく戻すでしょう。

そのような観点で、
アメリカの消費者物価指数は注目です。

なお次回(2022年5月度分)の発表は、
6/10の予定です。

 

では今回はこのへんで。

(2022年2月18日)




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