■気が付けば2550ドル
みなさんこんにちは。
今日の日本株は続落ですね、
この2日間で日経平均は2000円ほど下げた勘定です。
市場はまだ8月の急落ショックから、
完全には抜け出せていないのだと思います。
でも、もし皆さんが長期の投資家を目指すなら、
日々の上げ下げに気をもむ必要はありません。
長期的に見て株は上がり続けると考えるならば、
多少の上下動は、長期的リターンを得るために、
受け入れるしかありません。
でもそうやって割り切っていても、
決して心地よくはないはずです。
何とかこの「気分の悪さ」から逃げる方法はないのでしょうか。
今回はそんなお話をしたいと思います、
僕が長年考えてきたことです。
株価下落の苦痛を和らげる方法の一つ目は、
「株のことは考えない」ことだと思います。
「当たり前のこと言うな」と言われそうですが、
この考えは株式投資の本質をついていると思います。
僕のような職業投資家は例外で、
皆さんの大半は職業として株式投資をやっているわけでは
ありません。
長期的にみたらどっちみち上がるのに、
まるで苦行僧のように、
下げ相場をじっと見つめる必要があるでしょうか。
僕はそうは思いません。
いずれ上がるのがわかっているならば、
一時的に株から離れてもいいんじゃないでしょうか。
株が下げているときはあえて株から距離を置き、
順調なときだけその上昇を楽しむ・・・、
これは一つの達観だと思います。
株価下落の苦痛を和らげる方法の二つ目は、
「資産の質的分散」だと思います。
株の中での地域分散、
そのうえで一定の債券を保有する、
さらに数年の生活に困らない現預金も持っておく。
もちろんこんな分散は当然ですが、
例えばリーマン・ショック級のショック時のように、
もっと根本的な分散が求められることがあります。
そんな大波に飲みこまれると、
中途半端な分散は役に立ちません。
現預金や株、債券といった紙の資産(=ペーパーアセット)の、
一切合切が飲み込まれてしまうことがあるからです。
対策として大切なのは、
ペーパーアセットのなかで分散したうえで、
さらに金(Gold)に代表される実物資産を、
一定額持っておくことだと思います。
距離が遠ければ遠いほど価格の連動性は薄れますから、
それが皆さんの心に安定に資するはずです。
日頃からこのような質的分散を心掛けていれば、
皆さんは株価下落に対し、
適切に向き合うことができるのではないでしょうか。
結果的にこの2点が、
皆さんの長期的な投資収益の拡大につながると思います。
では今回はこのへんで。
(2024年9月4日)
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