■AIの近未来と私たちの仕事
みなさんこんにちは。
ここのところよくAIについて考えます。
私たちはなにげなくAIという言葉を使っていますが、
よく考えると「AI=Artificial Intelligence=人工知能」
というのは怖い言葉です。
人工的な頭脳はいつか人間の思考力を超えるのでしょうか・・・
僕はAIが既存知識の習得をベースにしている限り、
それはないと思います。
でも、人間の知能に追いつくことはできる
のではないでしょうか。
僕は先日VR(仮想現実)を体験してきました。
専用のゴーグルをつけてピラミッドの中に入ったり、
ファラオの葬儀に立ち会ったり、
ピラミッドの頂点に立ってエジプトの街を見渡したり、
なかなか得難い体験ではありましたが、
おわったあとにすごく気持ち悪くなりました。
いっしょに参加した子供たちも「気持ち悪い」と言っていたので、
たぶん僕の加齢が原因ではなかったと思います。
ではなぜ僕は気持ち悪くなったのでしょうか・・・
あとでいろいろ考えたのですが、
ひとことで言えばVRがまだ人間の脳に追いついていないからだと思います。
VRによって人工的に生成される情報と、
現実に目から入ってくる情報との間に差があり、
脳みそがちゃんと処理できないのでしょう。
でもこのような技術的な問題は、
いずれAIによって解消されるはずです。
その時いったいどうなるのでしょうか。
私たちは古代のエジプトでもいまの南極でも、
ストレスなく疑似体験できるでしょうし、
その行きつく先はメタバースです。
30年前に異端児扱いだったテレビ会議システムが、
いま私たちの日常に入り込んでいるのと同じです。
私たちの生活すべてが仮想化されるわけではないと思いますが、
私たちは必要に応じて、AIがつくる仮想の世界に移動することが
できるようになるでしょう。
VRだけではありません。
よく言われるようにAIによって、
車の自動運転やロボット、
あらゆるホワイト系のオフィスワーク、
僕がやっているようなコンサル業、
新薬の開発や医療の現場、
などの広い分野で、
AIは私たちに代わって、
あるいは私たちと協力して仕事をするようになるでしょう。
もしかしたら私たちがまったく予想しないような、
新しい使い方が出てくるかもしれません。
でも一つ言えるのは冒頭のように、
AIが人間の知能と同等レベルに達することはあっても、
それを超えることはないということです。
では、そのようなAI社会で、
私たちはどうやって存在意義を見出していったらいいのでしょう。
AIの価値の源泉が過去の学習にあるのだとすれば、
私たちに残された価値はその対極にあるはずです。
それはつまり「新しいことを生み出す力」、
いいかえれば創造性だと思います。
そしてもう一つ大切なのは、
AIでは決して生成できない心の豊かさではないでしょうか。
いずれそんな世の中になると僕は思っています。
では今回はこのへんで。
(2025年2月12日)
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