■株の急落から考える人の心
みなさんこんにちは。
今週なかば日本株が急落しました。
下げのクライマックスは11/5から11/6にかけてですが、
特に11/5には日経平均は一時2400円以上も下げました。
といっても日本株を取り巻く環境が特に変化したわけではありません。
むしろ7-9月四半期の決算発表は好調に推移していますし、
今年4月のようにトランプさんに無茶を言われたわけではありません。
なのになぜわずか2日であんなに下げたのでしょう。
この間の急落を見ていると、
人間の集団行動について考えざるをえません。
ふりかえれば先週まで市場は楽観に浸っていました、
膨らむAI需要の拡大期待、
7-9決算からみえた意外に小さいトランプ関税の影響、
さらにその結果、高まった来期(2026年3月期)業績への期待、
アメリカの利下げ観測、
こんな好材料を市場は織り込みつつ日本株は上がりましたが、
きっとスピードが速すぎたのでしょう。
そこにアメリカで台頭するAIバブル崩壊懸念が加わりましたが、
足元でAI株に対する見方は割れているように見えます。
まだまだAIは買えると考える人たちと、
そろそろ利益を確定して相場を降りたいと考える人たち・・・、
いま両者の勢いは拮抗しているように見えます。
その結果、ほんのちょっとの材料で市場は上にも下にも動きやすい状態、
これが今の相場ではないでしょうか。
こんな状況では人間がもともと持っている本性が現れるように思います。
人間は大昔から群れで生活してきましたが、
ライオンやトラなど外敵に襲われたときの反応は一斉だったはずです。
未知の敵に襲われた時は理屈ではありません。
まず逃げて状況判断はその後のことです、
結果として猛獣がいなければそれに越したことはありません。
こんなとき一番に逃げる個体は生き残り、
その遺伝子を残すことを許されます。
何世代にわたってこれを繰り返した結果、
敵に襲われた時、いち早く逃げる性向が遺伝子に刷り込まれていったのでしょう。
でも株式投資では、このような一斉行動は必ずしも成功に結び付きません。
逆に大勢が逃げ去ったあとの出動は、
大きな利益に結び付くことが多いように思います。
いま、
AI株に残るのも、
一部のAI株を売ってほかの材料に乗り換えるのも、
AIを全部売ってほかの材料に乗り換えるのも、
株から降りて一時現金に逃げるのも、
私たち一人一人の判断にゆだねられていますが、
相場に流されて売ったり買ったりすることだけは避けたいと思います。
AI株に対する僕の考えは、
いずれまたこのメルマガで書かせていただきます。
では今回はこのへんで。
(2025年11月18日)
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